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レトロ相撲記事。

明治~大正の新聞記事は大変興味深い情報の宝庫です。味わい深い文体も楽しみながら、古き佳き時代の相撲場風情を満喫しましょう。 緑色の文字は作成者のコメントです。

明治19年夏場所千秋楽 (毎日新聞/明治19.5.27)関西力士の好成績

Posted on 2006年12月1日2026年2月15日 By gans 明治19年夏場所千秋楽 (毎日新聞/明治19.5.27)関西力士の好成績 へのコメントはまだありません


○回向院大相撲
・昨日十日目の相撲勝負付は左の如し。
・野州山に三芳川は、靖国神杜の奉納相撲に野州山は三芳の痛き頭突きに逢い、つら憎しと思う折柄、一生懸命なかなかの骨折りにて寄って勝は面白かりし。
・一ノ谷が鷲ノ森に勝ちしは、立上る途端小ヅマ取りの極早きものならんが、敵の足に手の移ると見れば早や勝負ありき。
・相生に朝日川は朝日二本差してミツを引き、相生は右上手にミツジリを取りて揉合い、立水入りて勝負なく引分け。
・雷震に黒雲は、雷震左にミツを引き右に前袋を取り必死の争い、同じく立水入りてのち雷震寄て勝はよろし。
・(以下三役)若湊に響升は、右を差し寄て若湊の勝。
・龍門に祇園山は同じく寄て龍門の勝。
・真鶴に芳ノ山は突落して真鶴の勝なりしが、芳ノ山は此の一番にて十両になる所、さこそ残念ならん。
・さて形の如くそれぞれ名乗を受け弓取の役は玉椿が勤めて目出たく打出しぬ。

【小づま取り】
現在でもある技ですが、なかなか決まるものではありません。一ノ谷-鷲ノ森で、立ち合いにすぐさま足を取って一ノ谷が決めました。小兵揃いのこの時代でも珍しい決まり手だったろうと思います。
【相生と真鶴】
今場所、十枚目格で大阪相撲から真鶴、京都相撲から相生が加入。共に勝ち越して、上方相撲の実力を見せました。
【新進力士】
是より三役に登場した若湊と響升はともに後の関脇で、勝った若湊はこれで勝ち越し。響升は頭角を現してくるまでにもう少し時間を要することになります。
小褄取り(日本相撲協会HP)
明治19年夏場所星取表

大相撲

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