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レトロ相撲記事。

明治~大正の新聞記事は大変興味深い情報の宝庫です。味わい深い文体も楽しみながら、古き佳き時代の相撲場風情を満喫しましょう。 緑色の文字は作成者のコメントです。

明治20年春場所千秋楽 (毎日新聞/明治20.2.8)めでたく千秋楽

Posted on 2006年12月17日2026年2月17日 By gans 明治20年春場所千秋楽 (毎日新聞/明治20.2.8)めでたく千秋楽 へのコメントはまだありません



・昨日十日目千秋楽の勝負は、若木野に矢車は立上り渡し込んで若の勝。
・四剣に萱田川は双方土俵を荒れ廻り、ハタキて四剣の勝。
・藤ノ戸に鬼鹿毛は、鬼敵の左を引張り込んで小手投げでも打つ目算なりしも、藤がイヤダと逃げる所を付け入りて寄り切り鬼の勝。
・若湊に勢力は、若湊左を引張り泉川を極めんと思ううち、勢は左手を預けモタレ込んで勝は大出来。
・九十九山に真力は、ヒネッて真力の勝。
・雷震に平ノ戸は、雷震右を差したるに平はこれを引上げ揉合ううち平より蹴タグリに行きしを残りて右四ツとなり、平攻め行き左の足クセに行きマキ倒して勝はよき相撲。
・野州山に朝日川は、立上り野州は左を差したるに朝は泉川に行き極め出さんと金剛力を出し寄り行く時、残って左四ツとなり巻き出して野州の勝。
・相生に山ノ音は立上り二三度跳ね合い左四ツとなりて揉合しが、離れて山は引掛け左手で敵の右足を取り渡し込んで勝、右に付き弓取の役は山ノ音これを勤め、目出度く大場所を結べり。

○祭典相撲
・本日は本所緑町野見宿禰神社境内にて保存のため同相撲を興行す。
○花相撲
・明後十日より晴天五日間、四ツ谷区練町に於て伊勢ノ濱、嵐山両大関の相撲あり、興行中勝負により籤引にて白米反物その他種々の景物を出すと。

【勝者が弓取り】
雨天が多く、かなりの日数を要した場所でしたがようやく千秋楽。結びの一番は山ノ音が渡し込みで勝ちましたが、そのまま山ノ音が弓取りを担当しました。代理を立てない弓取りは以前にもあるにはありましたが、珍しいケースと言えます。
【未来の幕内力士】
前年の番付改革で好成績の若手が昇進しやすくなり、十枚目以内では千年川・相生・若湊・平ノ戸らが勝ち越して次の幕内候補として期待されます。
【花相撲】
本場所後すぐに開催される四ツ谷の花相撲は、平幕の伊勢ノ濱・嵐山が大関格。比較的小規模な開催のようですが、クジ引きにより米などの景品が出るとのことです。これは力士に対する懸賞なのか、観客への来場者プレゼントなのか。それとも勝ち力士を予想して当たればもらえるというものなのか、書かれていないため分かりませんが、景品付きの花相撲の告知は珍しいです。
明治20年春場所星取表

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