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レトロ相撲記事。

明治~大正の新聞記事は大変興味深い情報の宝庫です。味わい深い文体も楽しみながら、古き佳き時代の相撲場風情を満喫しましょう。 緑色の文字は作成者のコメントです。

明治13年夏場所5日目 (東京横濱毎日新聞/明治13.5.27)初代梅ヶ谷の強さ

Posted on 2006年6月15日2026年1月6日 By gans 明治13年夏場所5日目 (東京横濱毎日新聞/明治13.5.27)初代梅ヶ谷の強さ へのコメントはまだありません


・昨日回向院五日目の相撲は見物三千弐百六拾九人にて上景気なり。
・梅ヶ谷と荒角の勝負は立合い申し分無く梅ヶ谷は下手、荒角は上手なれば荒角は押されてたぢたぢと土俵際に来たりすでに踏み切らんとせしが、一声叫んで荒角は梅ヶ谷の頸に手を掛け「クビナゲ」を呉れしかば、梅ヶ谷ははづみを打ちて土俵の外へ投出されしと思の外、腰を落として頸に掛かりし荒角の手を掬い上げし故、荒角は自分の力にて土俵外へ転げ出でたり。

【梅ヶ谷】
無敵の大関、のちの15代横綱・初代梅ヶ谷です。この日も首投げの強襲に動じず、冷静にさばいて貫禄勝ち。休場や引分、預りを挟んではいますが本場所での黒星は明治9年1月場所以来なく、4年以上も土付かずを続けています。
【横綱】
この時代「横綱」は称号であり、横綱免許を受けても番付面には「大関」と書かれていました。名誉職のような側面もあり、若い全盛期のうちに横綱免許を受けることは稀です。梅ヶ谷も、綱を締めたのはこれより4年後の天覧相撲の時になります。
明治13年夏場所星取表

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