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レトロ相撲記事。

明治~大正の新聞記事は大変興味深い情報の宝庫です。味わい深い文体も楽しみながら、古き佳き時代の相撲場風情を満喫しましょう。 緑色の文字は作成者のコメントです。

明治13年夏場所8日目 (東京横濱毎日新聞/明治13.6.1)

Posted on 2006年6月18日 By gans 明治13年夏場所8日目 (東京横濱毎日新聞/明治13.6.1) へのコメントはまだありません


・一昨三十日、回向院八日目の相撲は観客およそ三千人にて。
・中入後、長山と中ツ山の取組は立つや否や中ツ山は下手に組み十分にかぶり、西の土俵際へジリジリと押し寄せ、既に長山は土俵を踏切らんとせしが、力を込めて中ツ山を土俵の中央まで押し返す力を借りて中ツ山はソリを掛け勝ちたるはいつもながら見事なりき。
・司天龍と荒角の取組は十分の気入にて立合い、暫時にして四ツに渡り揉み合いしが、荒角は力を込めて土俵際まで釣り行き司天龍の足は三四寸ほども地と離れ、既に危うかりしが、一声叫んで身をヒネリ遂に荒角を投げ付けたり。
・若島と武蔵潟の取組は武蔵潟がセキ込んで突き掛からんとする所を若島は前ハタキにて難なく前にノメラシたり。

・昨日の取組は常陸山に鞆ノ平、清見潟に達ヶ関、稲川に上ヶ汐、荒角に千羽ヶ嶽、浦風に藤ノ川、勝の浦に武蔵潟、嶋田川に司天龍、響矢に荒虎、手柄山鯱ノ海、若島に梅ヶ谷なりしが、雨天にて入掛となりたり。

かぶるというのは頭を付けてもぐるということでしょうか。今あまり聞かない言葉ですね。入れ掛けは雨や雪などによる中止のことです。国技館が完成したのが明治42年、それまでは回向院というお寺の敷地内に客席を組んでの晴天興行でした。現在も両国駅南口すぐの所にあり、旧両国国技館もこの回向院のすぐ隣りにありました。現在、旧国技館の跡地は何か大きいビルが建ってます。
回向院ホームページ
明治13年夏場所星取表

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